15日をもって、私のDS(修旅部:中学生の団体を指導する部署、対して通常のレッスンを行うのがSSと言っています)での仕事が終了しました。
1月8日を皮切りに全部で10校。この間、大きな事故もなく指導ができてホッとしています。
13~15日までの学校は、滑走経験で班分けして上から三つめの班。小学校の時に六甲でプルークファーレンだけを経験したといいます。(混んでいてそれしかできなかったようです)ということで、初日の滑り出しは初めての生徒が2時間練習した程度の足前。初日のレッスン時間は1時間だけなので(この学校は台風被害への支援金を学校で集めてくれたので、町長がお出ましになり、セレモニーが行われたため)長い緩斜面を1回滑っただけ。とにかく安定してまっすぐハの字で滑ることから。生徒はいろいろなことをしたがりますが、ポジションが崩れず堂々と滑ることがテーマです。中には左膝が内側に入り、角が立って左右対称の滑りができない生徒もいます。
さて二日目、ボーゲンを指導します。片スキーでスキーをずらす練習。さらに斜め前へずらすことで雪から回転力をもらえることを体験。そのための股関節の位置について説明したあと、昨日の長い緩斜面を下へ。リフトで再び上がった後、通路の片斜で谷足荷重の指導、2回目のこの部分では谷足荷重でも身体が(胸が)上を向くと下にずり落ちることを実験。
その後、滑り出しが少し急なコースを斜行→ボーゲン→斜行で滑り降りる。が、9名中4人が転倒。ひとりは他のスキーヤーに起こしてもらった。このスキーヤーはここでキャンプをしていた、渡辺一樹さんかも知れない。
もちろん左膝が内側に入って片プルークの生徒は転倒。その子のストックをバックボーゲンで前へ引っ張り、降ろす。その子も、この部分で2,3回、目の前で指示しながら滑ると、なんとか滑れるように・・・
ということで午後は山頂へ。途中の中斜面で2人ほど転ぶがまずまず。
コース途中にあるリフトで再び山頂。今度は誰も転ばずに滑り降りる。
ご褒美として、なんちゃってクロスのコースで遊ばせる。ウホウホ言いながら滑る。
3日目は足前も自信が持てたので、クワッドへ。そこにゼッケンを付けた大人がたくさん。その中の一人が私の名前を呼ぶ。誰かと思えば去年レッスンを受け持った方。どうしたのかと聞くと滋賀県連の準指検定を受けているとのこと。滋賀県連は会場を雪のあるブランシュに変えて検定を行っている模様。滋賀県連様、それはいい判断だと思います。どこやらはアイスクラッシャーで作った廊下で検定をするそうです。
その後の中斜面が連続するコースも全く危なげなく滑る。2回目は途中から、急斜面の下部に出て滑るが、それもクリア。
この部分をこの程度の経験者班に滑らせたのは初めて。先日別の学校の時はもう少し経験値の高い子たちだった。そのとき、リフト係が「うめ~なー」とびっくりしていたが、今回はそれ以上か?。
てなことで、大喜びの班でした。